かっこ良いピアノデュオ [音楽会・コンサート・リサイタル]
昨晩は、先週末に講師をしてくださったデュオアドモニーのお二人のコンサートでした!
津田ホールにて。
いきなり感想を言いたい気分です。
カッコ良くて、美しくて素晴らしい音楽でした。息がピッタリなのは、もちろんのこと、二人が奏でる様々な音色に酔いしれました。もう、整えられていて、仕上がっていて、舞台を楽しんでいました!ですから、聞いている私も楽しみました。
息使いや、タッチを見たくて前の方に座りました。一挙一動見逃さないように、聞き逃さないように、真剣に堪能しました(^O^)!
マスタークラスの時に、暗譜するまで弾きこんで、お互いを聞いてと、ほぼ全組にアドバイスしていた通り、全て暗譜でしたょー。すごすぎます!
やはり練習は、裏切らないと言いますか・・・・、そこまで追い込み、体に入るまで弾く、という大切さを実演していただきました。
二台ピアノの演奏会は、最近よく行きますし、CDなども聞きますが、あそこまで暗譜は初めてでした。今朝、仕事に出る前に、録っていた番組の続きを見ました。
それは、以前にヴァイオリンとピアノの素晴らしい演奏で感動した、と書いた教育テレビのコンサートの記録です。後半に流れていたのは、5人のアメリカ出身のTHE 5 BROWNSという5人兄弟のピアノ5台演奏でした。それぞれが、ピアノ1台を担当しています。そしたら・・・暗譜でしたのよお~~~それだけ、皆さん、アンサンブルに本当に集中していて、しっかりあわせて呼吸しています。それを、生ではありませんが、見て、ああ本物ね~~と、うっとりしました。
私なんて、ソロの数曲の暗譜でさえ、ドキドキして、全てを注ぎ込んで、まだいっぱいいっぱいなのに、まだ甘い甘すぎる寝る時間を削ってでも、やるのよ!!なんて、言われるような演奏です
先週のコンサートでは、私自身の今の100%は、出してきた、と思っていました。
それで、開放感に包まれていましたが私にゃあ、そんなのほほん、とするにはまだ、早いと感じましたよ・・・次の課題にまっしぐら~~~~、、、と思いつつ、ケーキ屋さんで、ミルクレープを買ってしまった
コンサートの曲
①アルチュニアン作曲・・・・・・・・・・「アルメニア狂詩曲」
②ラフマニノフ作曲・・・・・・・・・・・・「組曲第2番」
③サン=サーンス作曲・・・・・・・・・「ベートーヴェンの主題による変奏曲」
④ピアソラ作曲・・・・・・・・・・・・・・・「ミケランジェロ70」、「天使の死」、「タンガータ」
⑤リスト作曲・・・・・・・・・・・・・・・・・「ハンガリー狂詩曲、第2番」
サン=サーンス以外、私は全部知っていました。CDで聞いていたり、志保さんと演奏したことのある曲だったり、学生時代に勉強したものであったり先輩が演奏したものであったり、全て、素敵でしたが、圧巻はやはりラフマニノフですかね・・・。この曲、数ある二台ピアノの曲の中でも難曲中の難曲だと思います。かなりのテクニックを持っていないと、まず弾くことが出来ませんし、手の大きさも、細やかな動きも、軽やかさも、柔らかなうた心も必要です。そして、壮大な音楽に、深いテーマ。本当に長大で、スケールの大きな、かっこ良い曲です。ラフマニノフ全体に共通することかもしれませんね
私は、この曲の1、と4にあたる「序奏」と「タランテラ」を大学4年の時にやりましたが、最初はタイミングを合わせるのに精一杯で、連打も多いし、テンポもしょっちゅう変わるし、それはそれは大変でしたそんな、苦労なんてないのかもしれませんが、楽しそうに、演奏している様子は、素晴らしい以外に言葉がありません。よく、先生に、難しい曲を難しそうに弾いたら、聞いている人は、ああ難しい曲を頑張っているのね、とは思ってくれても、素晴らしいとは思わないし、なかなか私もやってみたいとは思わないでしょうね・・・でも、それを簡単そうに楽しく弾いたら、「あら私も、」と、思ってもらえて、音楽の普及にもなるのよ、って言われたのを、思い出しました
あと、嬉しかったのは、以前偶然手にしてから、大好きになったピアソラの曲。今回の3曲ともに、私はいつか弾いてみたいと思っていた曲なんです・・・しかも、編曲者も同じだったので、ア~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!これ、コレ、コレ、これ、私も弾きたかったの~~~やっぱい、素敵と、うるうるしました。
絶対、トライしまっす!!
あまりにも好きになったので、去年ピアソラから「アディオス・ノニーノ」を弾いたんです
今週末は、「リベルタンゴ」だし、すっかりピアソラにハマっています。
会いたかったな~★
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